台風10号、広島でも結構な強風でした。
今日は体を鍛えたアスリートは「硬い敷き布団」では良質な眠りをとりにくいし、
腕の故障も気になるの、というお話しです。
ここに書くのは、あくまで寝具専門店としての見解ですが、
オーダーまくらなどで眠りにお悩みの方のお話をたくさん聞き、
当店のアドバイスで枕や寝具を変えたお客様の”その後の感想”も
色々聞いている人間の考えです。それを前提で読んでくださいね。

肩幅の広いアスリートは横向き寝が困難



いきなり脱力感のスゴイ画像です。
しかしこの画像は結構今回のお話しのキモを表しているので重要です。

肩幅の広いアスリートの方は横向き寝が苦手です。
困難と言ってもいいでしょう。
枕の高さが凄く高くないと”適正”な「横向き寝姿勢」で眠れないんです。

なぜなら、横向き寝時の最適な枕の高さは
「肩幅」から「頭の幅」を引いた長さだから。

横向き寝時の枕の高さ=(肩幅ー頭の幅)÷2
※2で割ったのは横向き寝時に枕で支える長さは”片方の肩”だけでいいから。

図解してみましょう…。

肩幅の図解

↑この長さ(肩幅)から…

頭の幅の図解

↑この長さ(頭の幅)を引いた数値を2で割った数値が
横向き寝時の枕の高さなんです。

実際の数値的に言うと…

平均的な成人男性の頭の幅は、16cm程度と言われています。
そして、当店に来店された肩幅が広い方(一流プロ選手・ボディビルダーの方も)
の肩幅は45cm前後でした。もっとあった方もいます。

すると単純計算で…
(45ー16)÷2=14.5cm
が横向き寝時の枕の高さです。かなりあるでしょう?
こんな高さのまくら、あります?

ただし、アスリートの方は、鍛え上げた鋼の肉体をお持ちですが
本当に金属で出来ている、わけはないので
実際に横向き寝するとここまでの高さは必要ありません。

敷きの寝具の沈み込みもある程度ありますし…
そう、そこが問題なんです。

敷き布団・ベッドマットが硬いと肩が沈み込まないの…



そうなんです。硬い敷き布団・ベッドマットの場合
この”敷き寝具”の肩の沈み込みが少ないんです。

ですから肩幅の長さを枕だけで作らないといけなくなります…そんなのムリ。
さっき出した計算通りなら、15cm弱の高さが必要になります。

これが肩幅の広いアスリートは横向き寝が困難だ、という理由です。

腕を痛めやすい、というのもココに原因があって
低い枕&硬めの敷き布団・ベッドマットで無理やり横向き寝をすると
下になっている肩が内側に折れ曲がります。



上図のように、肩が前か後ろに入ってしまうんです。
すると肩回りの筋肉が不自然に伸びたり縮こまったりします。

伸びたっきり・縮こまったきりで重さがかかった筋肉は傷みやすいでしょ。
朝起きた時痛んだり、動きにくくなるんです。その理屈は…トレーナーさんに聞いてください。

また、この状態だと下になっている肩に荷重が常にかかった状態です。
この姿勢は下になっている腕への血流や体液の流れを阻害します。

具体的な症状を言うと、下になっている腕がしびれます。
朝起きてしばらくは手や腕の感覚がなくなる事もあります。

血流や体液の流れが悪くなると、昼間酷使した筋肉の疲労回復が遅れます。
これも腕の故障の原因につながります。そうでしょ?

一般の方でも、下になっている方の腕が四十肩・五十肩になりやすいようです。
これはいろいろなお客さまから聞いたお話しです。
(→まくらが合っていないと四十肩とか五十肩になりやすいお話し

野球をやっている方がよく言われるのですが
登板前日は利き腕を絶対に下にしないで寝る、という方もいるそうです。
投げる方の腕を体の下敷きにして寝ると次の日調子が悪いとか。

利き腕の上にして壁に寄りかかって寝るそうです。





↑つまりこういう姿勢です。熟睡できます?
ちなみに彼は右投げですね。

こういう寝姿勢だと、ぐっすり眠れないですよね。

…実はウチ、ここをいい感じに解決するアイテム
(敷きの寝具です)があるんです。
プロの選手も何人か使ってもらってます。
気になる方はご来店して相談ください

横向きで寝られないなら仰向き寝で寝ればいいじゃん。



横向きで寝られないなら仰向きで寝ればいいじゃん、と言われるかもしれません。

でも、近年主流の考え方だと
「一晩に20回くらいスムーズに寝返りをうった方が良質な睡眠をとれる」というのがあるんです。

寝返りの効果・意義としては

  • 「睡眠時に圧迫され流れが悪くなった部分の血流を良くする」
  • 「昼間にできた体のゆがみをリセットする」

などではないかな?と言われています。

実ははっきりとわかっていませんが
ずっと同じ姿勢をとっていると体のあちこちが痛くなりますから、
みなさん大小の差はあれ、寝返りをうっているはずです。

仰向き寝から寝返りをうつと横向き寝になりますから
やはり、横向き寝には対応した方がいいですね。

また、体を鍛えたアスリートの方は
腰の部分のカーブがしっかり曲がっていることが多いです。
こういった体型の方は、硬い敷き寝具で仰向き寝で寝ると
腰のカーブの部分に隙間が空きます。

この隙間が空いた寝姿勢は腰痛を引き起こしやすいんです。
朝起きると腰に疲労感が残ったりします。
(→硬い敷き布団と腰痛のお話し

ですからそういった面でも、硬い敷き布団・ベッドマットでは
アスリートの方はグッスリ眠れないと考えています。

ただし、体重が極端に重い方は硬い敷き布団・ベッドマットであっても
体重でしっかり沈みます。ある程度の厚みがある物でしたら
硬い敷き布団・ベッドマットが合うでしょう。

以上のお話しに興味のある方、
”あーそれあるわー”という方は一度ご来店くださいね。

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