広島市内、朝晩は一気に秋らしい涼しさに。
今日はベッドのサイズと掛け布団の大きさについての関係を少々。
実は問い合わせがありまして…

セミダブルのベッドにダブルの掛け布団を使うというのはどうなの?
これ、結論から言うと
- 掛け布団が重たくなる
- 寝返りが打ちづらくなる
- 掛け布団がずり落ちやすくなる
なんです。
その理屈を解説していきましょうね。
まずはベッドと掛け布団のサイズから見ていきましょう。
このページの目次
まずはベッドのサイズから
- シングルサイズ(マットサイズ:100×200cm)
- セミダブルサイズ(マットサイズ:120×200cm)
- ダブルサイズ(マットサイズ:140×200cm)
- クィーンサイズ(マットサイズ:160×200cm)
- キングサイズ(マットサイズ:180×200cm)
があります。メーカーによって数センチ違いがあっても、この大きさが基本。
幅が20cmきざみで変わります。
(敷きマットのサイズも含めて一度記述しています→敷き布団のサイズ)
で、これに対応した掛け布団のサイズは…
次に掛け布団のサイズです
- シングルサイズ(150×210cm)
- セミダブルサイズ(170×210cm)
- ダブルサイズ(190×210cm)
- クィーンサイズ(210×210cm)
- キングサイズ(230×210cm)
です。こちらも20センチ刻み。
ちなみにこれらは正確にはロングサイズです。
つまり、シングル(200cm丈)→シングルロングサイズ(210cm丈)
なのですが、現状ロングサイズが主流のサイズなので”ロング”の表記を省略しています。
(こちらにも掛け布団のサイズを一度記述しています→掛け布団のサイズ)
掛け布団とベッドサイズの大きさを比べると
- シングルサイズ…掛け布団150cm-ベッド100cm=50cm
- セミダブルサイズ…掛け布団170cm-ベッド120cm=50cm
- ダブルサイズ…掛け布団190cm-ベッド140cm=50cm
…以下略。
そう、つまりどのサイズも掛け布団がベッドマットより50cm大きい設計なんです。
この50cmがベッドの両サイドから”垂れる”ようになっています。
↓こんな感じです。
大きいサイズの掛け布団をベッドで使うと、掛け布団の”垂れ”が大きくなります。
掛け布団の垂れが大きくなると体が押さえつけられる
シングルサイズのベッドにシングルサイズの掛け布団を乗せると
上図のように適度な垂れで快適です。
単純な計算だと掛け布団の垂れの長さが
(150-100)÷2=25cmです。
これがシングルサイズのベッドにダブルサイズの掛け布団を乗せると
(190-100)÷2=45cmとなります。
垂れの大きさが1.8倍です。
垂れている部分の重さも単純計算で1.8倍です。
掛け布団の垂れの部分がシングル&シングルの場合と比べて
1.8倍の重さで掛け布団を引っ張っていることになります。
ベッドからの垂れが大きいと掛け布団をより重くする
左右に大きく垂れた部分が掛け布団を引っ張ると
体にかかった掛け布団をより重くします。
掛け布団が重くなると冒頭に書いたような
- 掛け布団が重たくなる
- 寝返りが打ちづらくなる
- 掛け布団がずり落ちやすくなる
という状況に。
逆にベッドのサイズに対して小さい掛け布団を掛けるという方法もありますが
小さすぎると寝返りした時、背中が出てしまう事もあります。
もっと言うと、これがベッドでなく床で使う敷き布団(マット)
であれば、垂れた部分は床で支えられるため重くなりにくいです。
ベッドの場合、ベッドサイズと掛け布団のサイズはできるだけ同じ方がいいですよ。
羽毛布団、見に行ってみようかなという方は…
木村寝具店へのアクセス
当店は創業明治23年、広島市内の寝具専門店です。
寝具・睡眠のご相談などありましたらお気軽にご来店ください。
オンラインショップもやっています
コメントを投稿するにはログインが必要です。