大体のオーダー枕(普通の枕も)は左右の部分が
横向き寝用になっていて通常は少し高めにします。これは横向き寝をした時下になった肩が
ひどく折れ曲がらないようにするためです。

下になった肩がひどく折れ曲がると痛みが出ますし
肩が巻きやすくなり、体のゆがみや左右差がでやすくなります。

で、ここからが本題です。

横向き寝すると左右で高さの違いを感じる



オーダー枕を作っていてある時気付いたのですが
左右ともに同じ高さにしているにもかかわらず
お客さんが「こっちが低く感じる」という事が多くあったんです。

高さを調節するパーツ(多くはパイプです)
を同じ量しか入れていないのでそんなはずはないんです。

でも横向きで寝ている姿勢を背面から見ると、あら不思議。
低く感じている方は確かに高さが足りなさそうな姿勢に
なっています。

もしかしてお客さんと話しているうちに高さ調節のパーツを
入れ間違えたのかな?なんて最初は思っていたんですが
厚みを見ても左右同じ。

なぜ枕の左右の高さが違うと錯覚するの?



どういう事だろう?と気にしていたら、
多くの方がいつも横向き寝で向いている方を
低く感じているという事に気付きました。

つまり左の肩をいつも下にして横向き寝している方は
枕の高さを左右同じにしていても左肩を下にした時枕が低く感じるんです。

どういう事なんかな?と思いましたがこれほぼみんなそうなんですよね。

おそらくいつも下にしている方の肩が内側に巻いてきてしまうため
肩の関節で支える力が弱くなり、
まくらが低く感じるのではないかと考えています。

だからどうした、と言われるとアレですが(笑)
体の左右差を自認できる一つの方法かと思います。

通常市販の枕は左右の高さが同じなので、
どちらかが低く感じる方は、低く感じる方が
普段横向き寝で頻繁に向いている方だと考えても良いです。

という事はそちらの肩は内に巻きやすいですし
経験上、四十肩や五十肩になりやすいです。要注意。
ちなみにこの話は前にも書いてます。(→四十肩・五十肩の原因は

肩の巻きの左右差などにご興味がある方は
一度ご来店下さいね。

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