先日、オーダー枕を作りに来られたお客様が

「仰向き寝の時、必ず顔が横を向くのよねー」と…お話をお聞きしたのが、オーダー枕を作成するために
背中や後頭部などいくつかの数値を計測した後だったため、
「ああ、それは○○のせいですよ」とその原因がピンときました。

後頭部の出っ張りにたいして枕が高いのでは…



↑イメージとしてはこんな姿勢です。
体は仰向けになっているのに、顔が横を向いています。

ストレートに言ってしまいますが
そういう方って、後頭部の出っ張りにたいして枕が高すぎるんです。
後頭部の出っ張りが枕につっかえてしまって、
顔が横を向いてしまっている状態なんです。

そういう姿勢で眠るとどうなるかといいますと…

顔が横を向いた寝姿勢・首が片方、もしくは両方こる



寝ている人の上空からみた顔と首付近を
拡大してみますと↑こんな感じです。

この図では顔が自分の右側に向いています。
すると、首の左側の筋肉が伸びたままになり
首の右側の筋肉が縮んだままになってしまいます。

こういう場合、
首の片方、もしくは両方がが凝りやすくなるようです。
慢性的な肩こりの方、心当たりありませんか?
それ、枕を変えたほうがいいですよ。

これ、「うつぶせ寝」が多い方にも当てはまります



↑これは「うつぶせ寝」をしている方のモデル図。

「うつぶせ寝」をした場合も、必ず顔がどちらかに向きます。
なぜなら、そうしないと呼吸ができないから。
まっすぐ向いていると、顔が枕に埋もれます。

もうお分かりかと思いますが、こういう姿勢で「うつぶせ寝」をされている方は
右首の筋肉が縮こまり、左首の筋肉が伸びたままになっています。

”首の雑巾絞り状態”、と言っていい状態ですから
睡眠中、首肩の筋肉に負担がかかります。

「うつぶせ寝」が多い方は、うつぶせ寝の原因を探る



「うつぶせ寝」を推奨している方もおられるようですが
現在一般的には、「うつぶせ寝」はお勧めしていません

その理由は

  • うつぶせ寝をすると上のような理由で首肩の筋肉に負担がかかる
  • うつぶせ寝をすると胸が圧迫されるため呼吸がしづらい

などです。

ですから、「なぜうつぶせ寝になってしまうのか」原因を突き止め
そこを改善していく提案をご来店された方にはしています。

ちなみに、うつぶせ寝の原因として多いのは

  1. 敷き布団やベッドマットが経年劣化などで凹んでしまい、仰向き寝が困難な状態
  2. まくらが合っていないため、仰向き寝が困難に。かと言って横向き寝も難しい状態
  3. 敷き布団やベッドマットが使われる方の体に対して硬すぎる状態
  4. 昼間のストレスが急増している状態

があります。

”4.の昼間のストレス”は私たちではどうにもなりませんが、
それ以外は…ご相談ください。

オーダー枕を作ったり、あなたに合った敷きの寝具(敷き布団やベッドマット)
のご提案ができると思います。

当店は広島市中区十日市町でオーダー枕を作っています