先日ご来店されたお客さまのご相談で
「朝痛むところ」と「その原因」が私の考えとピッタリで…「枕を作ろうかな、と思うんです」と来店された女性でした。
いつものように、「なにか寝ててしんどい事とかあります?」ってお聞きしました。
朝起きたら背中が痛いし、寝たのに疲れている
- 朝起きたら背中が痛い
- 寝たのに朝疲れている
- 片方の肩が痛い
- 痛い方の肩は50肩で治療中
など。
- 「今まで○○の方の肩を下にして寝てたでしょ?」
- 「今は反対側の肩を下にして寝てますよね?」
- 「肩が巻いてますよね?」
- 「今のマット、仰向けで寝た時に膝を立てるでしょ?」
とお聞きすると、「そうそう!」と。
これらは敷き寝具(ベッドマットや敷きマット、敷き布団)が
”硬すぎる”事で起きてるんです。
今の敷き寝具が硬すぎるかどうかの判断は来店していただければ
背中を計測したりなんやかんやした上で判断できます。
当店では立った姿勢の画像を2つ撮影すれば
AIでの判定もできます。→体に合った敷き寝具のAI判定
これずいぶん前から、ちょくちょくここに書いてます。
敷き寝具が硬いと睡眠中ずっと無理な姿勢をとります。
寝返りも増えますから眠りも浅く、
朝起きた時の疲労感なんて当然のことです。
で、なにを提案したかといいますと
どういう提案をしたかというと、
当たり前ですが「現状から変える事」。
今がしんどいなら、何かを変えないと同じ事の繰り返しに。
ではどこをどう変えるか、ですが大きく分けて2つ方法があります。
- 仰向き寝しやすい寝具に変える(※現状こっちが王道かと)
- 横向き寝をしやすい寝具に変える
で、両方にいくつかの手段があります。
どんな手段かというと
”1.仰向き寝しやすい寝具に変える”の手段としては
- 敷き寝具の上にムートンシーツを敷く(※最善と考えています)
- 敷き寝具の上に柔らかいアッパーパットを敷く
- 敷き寝具自体を体に合ったものに変える
- 仰向き寝しやすい高さの枕に変える
”2.横向き寝をしやすい寝具に変える”の手段は
- 横向き寝しやすい敷き寝具に変える
- 横向き寝しやすい高さの枕に変える
- 抱き枕を併用する
です。
まくらと敷きどちらを変えた方がいいか
この時お客様から
「まくらと敷きどちらを変えたらいいの?」
と聞かれました。
これ、よく聞かれますが人間が横になった時
まくらに全体重の8%がかかり、敷き寝具に残り92%が掛かります。
ですので敷き寝具を変えた方が変化は大きいです。
もちろん両方変えるのが最もいいです。
仰向き寝になった時、
背中と平らな床との間に出来る隙間を
敷き寝具とまくらでほぼほぼ埋めていく事が出来れば
ゆっくり力を抜いて眠れます。
(→敷き寝具と枕の選び方はこわれものの輸送にも似ています)
このお客様は結局今のベッドマットの上に敷く
アッパータイプの敷きパットを選ばれました。
ネットで買うのは実物が見られないから不安
もちろんネットでも色々売られていますね。
来店されるお客様によく言われるのですが
「やはり寝具は実物を見て体験して買いたい」という事。
返品無料を謳っているショップもありますが
一度出した寝具をもう一度梱包して送り返すのって大変です。
近年では運賃が上がっていますから、
それはもうギュウギュウに詰めて送られてくることも。
こんなのを詰めなおすのは大変です。
ウチでは店内でしっかりお試しできます。
理屈もご説明できますのでよかったらご来店して
ご相談してくださいね。