不景気・物価高・人間関係なんかでストレスの多い現代です。
ここに”加齢”という要素も加わると年々眠る事が難しくなります。かくいう私も50歳目前。ストレスも多く、体力は落ちてきたし
毎日どこかがちょっと痛い(笑)でも毎晩6時間は目が覚めないし、
今のところは眠れている方だと思っています。
私は寝具店を経営していますし、布団は良いものを使っています。
もしかすると年中つかう「敷きマット」と「枕」を
ちゃんとしたものにすれば、それなりに眠れるのではないでしょうか
ぐっすり寝たい。サプリとかは置いてないの?
奥さん「ぐっすり寝たいんよ。でも布団は高いから…サプリとかないの?」
私「サプリの取り扱いはドラッグストアじゃないですか?」
奥さん「なんか不眠によく効くサプリとかないかねー?」
私「どうでしょうね。でもそんなサプリあったら今頃みんな買っていますよ」
私「薬が欲しかったらお医者さんにかかって処方してもらってはどうですか?」
奥さん「薬を服用した睡眠はなんかグッスリ感が違うって聞くのよね。副作用も気になるし」
私「現在では”眠れない”よりは用法容量を守って”薬を飲んで寝る”方がいい、って言いますよ」
(実際、睡眠環境・寝具指導士のカリキュラムで言ってました)
なんていうやり取りをしました。
サプリの事はドラッグストアで聞いてもらうべきですが
この話をした時「薬を飲むことに抵抗がある方は多いんだな」と感じました。
眠るためにできる事からやってみたら
眠れない・眠りにくい場合はお医者さんに相談されるのが最善だと思います。
眠れないと健康被害もでるので侮らない方がいいです。
という事を前提でお話ししますが
- お医者さんにかかる程ではない
- 眠りにくいといってもいつもではない
- もっと良く寝たい
という方は、
まずできることからやってみてはいかがでしょうか?
先ほどの奥さんにもお伝えしたのですが日々の生活習慣で
「お金をかけないで眠りやすくする」方法があります。
- 朝、朝日を浴びる。晴れていなくても大丈夫
- 眠る寸前に入浴する場合はぬるめのお湯で
- お風呂は夏でも浸かる
- 昼寝は30分まで。本気で寝ない
- 眠る前にスマホなどの画面を見ない
- 毎日軽い運動をする事を心がける
などなど。
前出の奥さんは全部やっておられました。優秀です。
その次に出来ることは、睡眠環境を整えること
次に睡眠の環境を整えましょう。
大事なのは
- 寝姿勢
- 寝床内(ふとんの中の)温度(33℃±1)
- 寝床内(ふとんの中の)湿度(50%±5)
の3つです。
寝姿勢については
薄い敷き布団(マット)で寝ていませんか?
横になって床が感じられるようなペラペラな敷き布団(マット)では
ちゃんと眠れませんよ。
首から上の姿勢は枕の守備範囲です。
オーダー枕で高さを調節するとピッタリ合いやすいです。
寝床内の温度・湿度調整は主に掛け布団の仕事です
年齢を重ねると暑がりの寒がりになります(快適な温度の幅が狭くなる)
掛け布団も保温力がないと目が覚めやすくなります。
ネットやスーパーで買った向こうが透けて見えるような掛けふとんでは
冷えて眠れません。明け方目が覚めてしまうかも。
広島の近くにお住まいの方(といっても県外からも来られますが)
布団の相談は当店までご来店下さい。専門店的なご提案ができます。
ちなみに寝室の中の環境は
- 気温(16℃~26℃の間。夏:28℃以下・冬:13℃以上)
- 湿度(50~60%)
- 明るさ(暗い方がいい。不安を感じない程度)
- 音(静かな方がいいかも。でも音は慣れる)
が大事です。
音なんですが面白い話がありまして
線路沿いなんかに住んでいると毎晩電車の走る大きな音がします。
最初はもちろん睡眠の妨げになるのですが、同じ音は毎日聞いていると
慣れてくるそうです。不思議ですね。
眠れない、もっと眠りたい方に
- 睡眠についてのお悩みをお持ちの方
- こんな布団ないかな、という方
一度ご相談に来て見て下さい。
私は睡眠環境・寝具指導士で元寝具メーカー勤務者ですから。
ちょっと役に立つお話をできると思いますよ。