訳あって、綿わた布団の記事をアップするのを控えていたのですが

綿わたのお布団の仕立て替えのご依頼がありました。控えていた理由は…実は、長年お世話になっている”綿わた布団の工場”のご主人が
体調を崩されてまして、綿わた布団の仕立て替えをご依頼いただいても、
ちょっと納期をいただかないといけない状態が続いていました。

現在も本調子ではないようで…心配ですが
少しずつ「わた布団の仕立て」をこなしていただいている状態です

信頼できる工場でないと預けられない



でも、長年お世話になっている工場さんなので…
よその工場さんには乗り換えられないんです。

お客様の綿のお布団は中身を確認してから打ち直しを
するかどうか決めさせていただいているのですが、
時々「あ、コレはちょっと…」という状態のお布団があります。

「このふとんは何回も打ち直ししているからねー」と、お客様も分かっている
場合も多いのですが、そうでないものもありまして…。
どんな事情があったのかわからないので、何とも言えませんが
「もうちょっとちゃんとしたほうが…」と思う事があるんです。

そういう経験があるため、信用できる工場さんに出したいんです。
ちゃんとした仕事をして下さるところに。

今回のお布団はとても状態が良かった



今回のお布団も、まずは中わたを見せて頂きました。
手縫いの部分があるので、そこの縫い糸を切らせていただいて…

おっ、いい綿ですね。これなら落ちわたも少なく済みそうです。

何度も打ち直ししてくたびれている”わた”はふんわりさせる機械に掛けた時
わたが切れて落ち、減っていきます。

わたが減ってしまう分、新しいわたを足さないと
布団としての機能が落ちますから、足しわた分金額が高くなってしまいます。

最近は綿わたではないお布団もいろいろ



皆さんご存知だとは思いますが、
最近では綿わた以外でもいいお布団がたくさん出ています。

掛け布団なら、「羽毛掛け布団」。
綿わたの掛け布団と比べ、中綿(羽毛布団だと羽毛)の重量が1/3以下の
軽くて暖かい掛け布団です。

敷き布団なら、「ウレタン系敷きマット」。
ウレタンは綿わたと違ってホコリが出ませんし、
ちゃんとしたものは、耐久力に優れていますので打ち直しなしでも
ボリューム・寝心地が落ちにくいです。

今回もお話はしてみましたが、やはり綿わたで、とのことでした。

ちなみに、もしも買い替えしようと思われましたら
古いお布団は無料でお引き取り・処分させていただけます。

当店は広島市中区十日市町の寝具専門店です