「まくら紀行」とは…
市販されている枕を、まくらのプロの目から公平に・かつ冷静に(笑)
解説していくことを目的とした、読み物シリーズです。アナタの枕探しの一助になれば、嬉しいです。
※商品の仕様が変更になっている事もあるので…あくまで参考までに。
第14回は京都西川の「ふんわりもちもち枕」
パッケージには「夢見心地の時間(とき)」「ふんわりもちもち枕」と…。
枕って就寝時に使うので、使う時はいつだって夢見心地のような気が…いえ、何でもありません。
”時間”と書いて”とき”と読む、パッケージも含めてキラキラしていますね。
メーカーさんで見かけて、前から気になっていたのですが…
西川リビングさんの「メルティア枕」(10,800円)が先に当店に入っていたため
”フンワリ柔らか系枕”は2種類要らないな~、と入荷を見合わせていたのですが
この度、「メルティア枕」が終了したため入荷しました。
ふんわりもちもち枕・外観
外観はこんな感じです。
ちょっとハムスターのオシリを思わせるような、曲線的なフォルム。
見た目から柔らかそうです。
肌ざわりは「メルティア」に負けないトゥルン感。いいですねー。柔らかい!!
表面にはキルト部分(縫ってある所)が一カ所。
”後頭部が当たる所”にしては、ちょっとずれています。
当店女性スタッフいわく「髪の毛が引っ掛かりにくいように」キルトが付いているのではないか、と。
ふんわりもちもち枕・横から見ると…
この枕、横にタグが付いていて…
「首側」と「頭側」の表記が記載されています。
先ほどの「キルト部分」は上に来るように使うようです。
↑こんな感じですね。
こう見ると、やはりキルトの目的は「髪の毛が引っ掛からない」
説が有力です。
ふんわりもちもち枕・高さ調節機能は…
高さ調節機能は、この薄いウレタンシートで行います。
ウレタンシートを抜く事で低くできるんですね。
調節機能は、はっきり言ってあまりないです。
ただしモチモチ感が強い柔らかい枕なので、
たとえ調節機能があっても沈み込みが大きく、役には立ちません。
そういうものでなく、肌触りや柔らかさを重視する方に選ばれる枕でしょう。
ふんわり・もちもち・夢見心地な時間(とき)には、
高さ調節なんてナンセンスだわ…byまくら職人(注・アラフォーのオッサンです)
ふんわりもちもち枕・洗濯は
品質表示タグを紹介しておきます。
洗濯は可能、ただし手洗いコースですね。
見ての通り、高さ調節シートはウレタンなので洗濯不可です。
ただ、このまくらについているウレタンシートは薄いので洗濯しても乾燥は早そうです。
(洗う時は自己責任でお願いします)
「水を吸うと重くなりますので、洗濯層内での押し洗いを推奨します。」
との文章が。
たしかにボリュームがあるまくらなので水を吸うと結構な重さになりそうです。
押し洗い、了解ですー。
ふんわりもちもち枕・総評
この度の”ふんわりもちもち枕”肌触りがトゥルンとしていて…気持ちイイです。
ピンクを基調にしたパッケージをみても、女性向けのまくらなんでしょうね。
ただ、女性向けにしてはちょっと高さが高いような…。
厚みが16cm位ありますし…。
柔らかくて沈み込みが大きいとはいえ、ちょっと高いかな~。
横向き寝が多い女性にはバッチリですね。ほっぺたに当たる肌触りも優しいし。
当店女性スタッフ曰く
「ひざまくら的なまくら」。なるほど!
この枕が合いそうな方は…
- 柔らかい枕が好きな方
- 女性なら横向き寝が多い方
- 男性なら仰向き寝でもいけるかも
です。
実物を見てみたい方・オーダー枕を作ってみたい方
“まくら紀行ー第14回・「夢見心地の時間」ふんわりもちもち枕(京都西川)” への1件のフィードバック