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敷きふとんの選び方
オーダー枕を年間200個作っている経験から、ふとん専門店が考える「敷きふとんの選び方」をご紹介しておきます。
- 「テレビでよく宣伝してるし」
- 「芸能人のヒトがいいって言ってるし」
- 「腰が痛い人は硬い敷きがいいんでしょ」
とかはダメですよ(笑)
年中使う敷きふとん、ちゃんと選びましょう。
大前提として…
まず最初に言いたいのは、睡眠時の敷きふとんの一番の役割とは、「あなたの体を適切な姿勢で支える事」です。
「寝心地良く眠れる硬さ・柔らかさ」と「床を感じない厚み」が必要です。
抗菌作用とか、チタンが入ってとか、ナントカ炭が入ってる、というのは
敷きふとんを選ぶ際の付加価値であって、決定打にはなり得ません。絶対に。
そんな機能は、わざわざ「敷きふとんに付いてなくてもいい」んです。他の寝具で事足ります。
「敷きふとんじゃなきゃできない機能」がしっかりしているものを選ぶべきです。
例えば、”香り付きのカナヅチ”なんてものに価値はありません。
しっかり釘を打てる、握りやすいカナヅチが良いカナヅチでしょ。
敷きふとんは寝る姿勢から選ぶ
あなたの眠るときの姿勢は、仰向き寝が多いですか?横向き寝が多いですか?
横向き寝が多い方が硬い敷きふとんを使うと、とってもつらいです。
理由は肩幅が…ムニャムニャ(笑)
まくらの高さである程度は対応できますが、敷きふとんを考えたほうが無難です。
敷きふとんは体型で選ぶ
一般的に背中のカーブ(肩甲骨部分の出っ張り・腰のカーブ)が大きい体型の場合、
ある程度の厚みと柔らかさがある敷きふとんがおススメです。
理由は…寝てみれば分かります。
硬くて薄い敷きふとんでは腰のカーブが伸び、周辺の筋肉が引っ張られたり緩んだりする為、しんどいです。
敷きふとんは体重で選ぶ
使う人の体重も大切です。
一般的にヒトが横になった時の体重分布は、腰部分に全体重の44%がかかるとされています。
体重が50㎏の人だと22㎏、体重100㎏の人だと44㎏です。
体重の重たい方が、柔らかい敷きふとんで眠ると…腰が沈み込みます。
敷きふとんは色・柄で選ん、ではいけません(笑)
敷きふとんに限らず、ふとん全般に言えます。
色・柄はカバーで何とかして下さい。
機能・スペック優先で選んだ方がいいです。
あなたが眠ってから、いや寝室の電気を消した時点で、色・柄は見えません。
見えるのは夢だけです(笑)デザイン優先で選ぶと痛い目に合いますよ~。
という感じです。参考になりましたか?
本当はもっといろいろ書きたいんですが、長くなるので割愛です。
お店に来て聞いてください。出し惜しみ?いいえ直接お話がしたいからですよ。
こだわりの敷きふとん
- 「腰が悪い人は硬い敷きふとんがいいんでしょ」(←部分的に正解ですね)
- 「ワシは使い古した綿の敷きふとんがええんじゃ」(←軽く広島弁です。腰が痛い原因かも)
- 「今の敷きふとん、もう10年以上使ってるわ」(←当店のお客様の過去最長記録は20年!!)
などなど、いろんなご意見があるかと思いますが、敷きふとんは結構奥が深いんです。
- 腰痛
- 腕のしびれ
- アレルギー
- 耐久性
- 洗濯
- 収納
など、敷きふとんにまつわるイロイロな悩みに対応すべく、
私が探してきた、もしくはオリジナルで作った敷きふとんの数々です。
「オッ!これ良いじゃん!!」が詰まっています。
寝心地は、実際にお店に来て寝てみて下さい。
きっと「体に合った布団は違う」ことを体感できます。
たぶん大丈夫です。
おそらく大丈…体感できなかったらゴメンナサイ(笑)