ハウスダストなどのアレルギーをお持ちの方は
ダクロンなどの「洗えるポリエステルわた」の布団を使う方が多いですが
それ以外の選択肢もあるんです。

わざわざ「洗えるポリエステル」以外の布団を使う必要ないでしょ。
値段も割と手ごろだし…

という声もあると思いますよ、もちろん。
でもポリエステルわたの布団にはない良さがあるんです。

洗えるポリエステルわたの布団のメリット

洗えるポリエステルわたの布団(主にダクロン)が
なぜアレルギーの方に使われるかというと

  1. わたが切れにくく、ホコリが出にくい
  2. 洗えるので頻繁に洗うと清潔に保たれる。

という特徴があるからです。
ハウスダストが出にくく、洗濯する事でダニなどの
アレルゲンも取り除けるのですね。

やっぱり洗えるポリエステルわたの布団が良いじゃないというアナタ。
デメリットもあるわけです。

洗えるポリエステルわたの布団のデメリット

洗えるポリエステルわたの布団のデメリットは

  1. 吸湿性がほぼゼロ→蒸れやすい
  2. フィット性が低い→暖かい空気が漏れ、寒い
  3. わたの保温力が低い→布団が重くなる
  4. 頻繁に洗うのは大変→家庭では大きすぎて洗えない

などがあります。

人工的な石油化学製品ですので
性質(石油化学製品が故の吸湿吸水性ゼロ)
と構造(繊維の太さと作り)に限界があるんです。

冬の掛け布団は羽毛が一番人気ですが
その理由は簡単。一番軽くて暖かいから。

羽毛は繊細な繊維で複雑な構造が出来上がっているため
暖かい空気を溜めるのが得意なんです。

また天然素材ならではの吸湿性も併せ持つので
湿度にもある程度対応できます。
羽毛だけなら…(その理由は後で記述)

ポリエステルわたの布団以外の選択肢は

では、アレルギーの方が使うふとんで
洗えるポリエステルわたの布団以外だと
どんなものがあるのでしょうか?

選択肢としては

  1. 真綿(シルク)のお布団
  2. ゴアテックス生地の羽毛布団

この2つが考えられます。

簡単に言うと
1.はアレルギーをきわめて起こしにくい素材
2.はアレルゲンを出しにくい生地
という事です。

アレルギーを起こしにくい真綿(シルク)のお布団

真綿はカイコの繭(もちろんシルク100%)をお湯
(国産はお湯中心、中国産は酢酸カーミンを使う事が多い)
などでほどいてハンカチ大のシルクの切片を作り、
それを職人さんが2人で引き延ばしてシルク100%の”中身”を作り
シルクサテンや綿などの生地で綴じます。

シルクはタンパク質からできていて、その組成が人間の皮膚と似ているため
体内に入っても極めてアレルギーを起こしにくくなっています。
(シルクは18種類のアミノ酸で構成されたタンパク質で出来ていて、
そのアミノ酸のほとんどが人間と一緒)

また、手引きした真綿布団は長繊維がほとんど切れていないため
ホコリ自体も出にくい構造となっています。

ですので真綿のお布団はアレルギーの方にも安心なんですね。

(→シルクの神秘各種真綿布団あります
(→「羽毛」でなくて「ポリエステル」でもない肌布団

さらにシルクですから、使用感は抜群。
洗えるポリエステルわたの布団と比べて
気持ちいい肌触りとフィット性を持ち、吸湿性も高く蒸れにくいです。

アレルギーを起こしにくいゴアテックスの羽毛布団

羽毛布団の中でも、側生地に「」を使ったものは
アレルギーの方にも安心です。

アウトドアのアウターによく使われている「ゴアテックス」ですが
高通気高密度がウリです。内部の湿気の発散能力に優れ、高密度生地で水分を通しません。
簡単に言うと蒸れにくい雨合羽。

この「ゴアテックス」を使った羽毛布団は

  1. 羽毛が吹き出にくい
  2. 生地の通気性が良い
  3. 生地が軽い

などの利点があります。

先ほど少し触れた羽毛布団の吸湿性ですが、

通常、羽毛布団の生地は「ダウンプルーフ加工」が施してあり
羽毛が吹き出にくい構造になっていますが、
反面通気性が犠牲になっています。

※ダウンプルーフ加工:生地に樹脂・熱・圧力をかけて目つぶしし羽毛の吹き出しを防ぐ加工。

ですので羽毛布団は意外と蒸れやすいんです。

ですが、ゴアテックス生地の羽毛布団にはダウンプルーフ加工をする代わりに
生地の裏に「ゴアテックスメンブレン」という高通気・高密度なシートを張り付けて
いるため、羽毛が吹き出しにくく通気性も確保しています。

※ちなみにゴアテックスメンブレンの原料は「蛍石」という鉱石です。
ゴアテックスメンブレンは消防士の耐火服の裏地や心筋梗塞の手術に使われる「ステント」
などにも使われています。

ゴアテックスは生地が軽量です。
通常のダウンプルーフ生地より平均して30%ほど軽くなっています。

ですので、洗えるポリエステルわたの布団よりもフワっと軽く
暖かい掛け布団になっています。

ポリエステルの布団ではない対アレルギー掛け布団

と、いう事でアレルギーの方のお布団の選択肢は
洗えるポリエステルわたの布団だと

  1. 真綿掛け布団
  2. ゴアテックス生地の羽毛布団

の2つがある事がお分かりになったかと思います。

オススメな使い方は

  • 中わた0.5㎏の真綿掛け布団
  • ゴアテックス生地の羽毛布団(中わた1.3㎏)or羽毛肌掛け布団(中わた0.3㎏)

の組み合わせがいいと思います。

春夏秋は真綿掛け布団1枚で
冬場は真綿とゴアテックス生地の羽毛を合わせて使うと暖かいです。

(→掛け布団レイヤースタイルのススメ

ゴアテックス生地の羽毛布団の厚みは
一軒家などの少し寒いお家の場合1.3㎏の冬用を
マンションなど気密性の高い暖かいお家は0.3㎏がいいでしょう。

良かったら現品を見に来てください。
もっと詳しいお話しもできますよ。

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