広島市内、昼間はかなり気温が上がっています。ここ最近は、最高気温が28℃くらい。

気温が上がると敷きふとん(ベッドマット)によっては同じまくらが高く感じる、と言うお話です。当店ではオーダー枕をたくさん作っています。
長年作っていると、なぜかお客様がかたまって来店される時期もあって…。

そういえば、”アレ”が原因かもしれませんね。
”アレ”とは…気温によって硬さが変わりやすい「低反発ウレタン」の敷きふとんやベッドマット。

低反発ウレタンの敷きふとん・ベッドマットは気温による硬さの変化が大きい



↑これもウレタンです。

ウレタンの中でも「低反発ウレタン」と呼ばれる”ジワッ”と沈み込むタイプのものは
気温によって硬さがかわります。

どう変わるかと言うと…気温が低い冬場は硬くなり気温が高い夏場は柔らかくなります

日本は四季があり気温差が大きいので、気温によって硬さがかわる低反発ウレタンの敷き寝具は…
私は好きではないです。低反発ウレタン敷きをウチで取り扱わない理由の一つです。

季節によって敷きふとん・ベッドマットの硬さが変わるとどうなるかと言うと
冬と夏で体の沈み込み度合が変わる、と言う事なんです。

夏場の低反発ウレタン敷きは柔らかい



夏場の低反発ウレタン敷きふとん・ベッドマットは柔らかくなります。

柔らかい敷き寝具で寝ると…そう、体の沈み込みが大きくなります。
同じまくらを使っていても、体の沈み込みが大きくなると枕が高く感じられます

反対に、冬場は硬くなるので体がしっかり持ち上がり、
同じまくらを使っていても、枕が低く感じられます。

でも、これはあくまで一般論です。人間が横に寝た時の体重分布は部位によって違います。
(頭部10%前後・腰部44%前後など)
腰部にかかる荷重は他と比べて大きいので、腰部の沈み込みが大きくなり、
テコの原理で頭が浮いちゃっている方も過去におられました。

季節によって硬さが変わる敷きふとん・ベッドマットはちょっと…



私の考えですが、年間通じて寝姿勢が安定しないので、
低反発の敷きふとんやベッドマットはあまりおススメではありません。

また、冬場寝室の気温が低い時期は
寝ている場所は体温で温もって柔らかくなり、その他の場所は低い室温で硬くなる、
と言う事が起きるので、人が寝ている場所だけ凹んでしまい寝返りもうちにくくなります。

マニフレックスをはじめとした、高反発の敷きふとん・ベッドマットは
反発力も高く、寝返りがうちやすいのでおススメです。年間通じて硬さの変化も少ないし。

ただし高反発のマットにも、注意しないといけない部分があって…
これは個人差があるため、来店して聞いてください。その方に合ったものをお話しできます。

当店は広島市中区十日市町の寝具専門店です。眠り・寝具の悩みご相談くださいね。