「まくら紀行」とは…
市販されている枕を、まくらのプロの目から公平に・かつ冷静に(笑)
解説していくことを目的とした、読み物シリーズです。

アナタの枕探しの一助になれば、嬉しいです。
※商品の仕様が変更になっている事もあるので…あくまで参考までに。

第4回は、西川リビング・ピローギャラリーシリーズ「ザクカタ枕」です。

パッケージには…

  • 西川リビング西川リビング 睡眠環境科学研究所日本整形外科学会 日本リュウマチ学会専門医 寿楽会大野記念病院 副院長山内伸一先生
    3つのプロフェッショナルによる共同開発!
  • ざっくりとしたアクアビーズが頭をしっかりと支えます。

と書いてあります。1行目はピローギャラリーシリーズ共通ですね。

特筆すべきは、ざっくり、かためと書いてある事。
そして、パッケージに載っている中身(アクアビーズ)の画像が
えらく大きい&ごっつそうと言う事です。

ザクカタ枕・外観



外観はブルー。
パッケージから出すと何やらゴツゴツした感じ。
ある意味予想通りです(笑)

なんせ中身がコレ↓


約1.5cm角サイズの大型ビーズです。
一つ一つを触ると「プニッ」とした触感ですが、
いかんせん粒が大きいので、まくらに詰めると
ゴロゴロした感触。仕上がりが硬めのまくらです。

ちなみにこの「アクアビーズ」、中央に大きな空洞があいてます。

ザクカタ枕・側生地は…


表地はこんな感じです。
しっかりしていて、微妙に厚みがあり、
ある程度はクッション性が期待できそう。
イイ感じの生地です。中身が硬いので特に。



サイドは、立体メッシュで通気性を上げています。
最近のまくらでは、定番な仕様ですね。

ザクカタ枕・洗濯は…

次の章で出てくる2番目と3番目のシートを外せば、洗濯は可能です。
↓コレです。左上のタブに「2」「3」と番号をふってあります。

この2枚は洗えません。それぞれについている品評にも書いてあります。


↑↑「2」番にはパウダービーズが入っていて


↑↑「3」番にはウレタンシートが入っています。
ともに洗濯後、水が抜けにくい素材であるのと
パウダービーズは洗濯中に生地が破れるとエライ事になるので、
洗濯不可、になっています。

ザクカタ枕・高さ調節システムは…

ザクカタ枕は側生地を外すと、内部は3層構造になっています。
上から、1枚目(アクアビーズ入り)



2枚目(パウダービーズ入り)



3枚目(ウレタンシート入り)

です。
で、一番上のシートに入っている「アクアビーズ」
を抜きさしして高さの調節ができます。


調整口が4カ所。4部屋に分かれています。
これなら、ちゃんと調整ができますね。

ただ…
2枚目のパウダービーズシートは…意味がないような(笑)
パウダービーズはクッションでもよく使われているのですが
粒子の細かい発泡スチロール的なモノで、柔らかい素材なんです。
せっかく、しっかり硬い枕なのに…と思うんですよねー。

ただし、購入後に
「もうちょっと柔らかくならないかな~」
と思った場合、一番上の層と順番を入れ替えて使う
このパウダービーズやウレタン層が生きてくるかもしれません。

なかなか、いいアイデアでしょ(笑)

ザクカタ枕・総評


名前の通りザクザクと硬いまくらです。
硬いまくらじゃないとダメ、な方にピッタリです。

固定観念的な見方ですが、やはり男性向けなまくらと言えます。

  • アクアビーズの粒が大きい
  • アクアビーズの中に大きな空洞がある

という点で、他のまくらにない高い通気性が期待できます。
そういった点では、暑がりの方にもいいかも知れません。

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