こんな人には

 眠りやふとんへの「いろんなお悩み」。

 寝具専門店を営業していると、お客様からいろんなお声を頂きます。
 その中でもよく聞かれる「お悩み」を解決法の提案とともに、ここにちょっと挙げておきます。
 お役にたてれば嬉しいです~。

「アレルギーをお持ちの方」

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 ホコリやハウスダストに対するアレルギーをお持ちの方の場合、
ふとんは出来るだけホコリの出にくいものを選ばれるがベストです。

高密度生地使用で、大腸菌すら通さないとも言われる
「ゴアテックス生地」を使用したふとんがおススメです。

 また、羽毛掛け布団より風合い・保温性は落ちますが、
”繊維の切れにくさ”や”ウォッシャブル性能”を考えると
「インビスタ社製の中わたを使ったふとん」もおススメです。

 その他には、カバーを高密度織のものに変えるというのも手です。

ふとんから出るアレルギー物質をカバーでガードするという方法です。

カバーはちょっと高いですが、ふとんを買い換えるよりは手軽かもしれません。

 アレルギーをお持ちの方が眠る場合、ベットがお勧めです。

ふとんのカバーを変えたりふとんを出し入れした場合は、30分以上時間を空けて入室・就寝して下さい。

 これは、ふとんをバサバサした後のホコリが落ち着くのを待つためです。

また、ホコリは、最終的に床面に落ち着きます。

ベットはそのホコリから体を遠ざけてくれるので、

アレルギー対策として有効です。→洗えるおふとんのページ

「腰痛を持ちの方」

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 腰痛の原因にはいろいろな事が考えられます。

ヘルニアとか腰椎がつぶれて硬くなったりとか腰回りの筋肉が硬直してたりとかです。

 寝具に関して言うと敷き布団が柔らかすぎたり、
使い込んでヘタって来ると、体重の44%がかかると言われている腰の部分が沈み込んでしまい、
横から見た寝姿勢がちょうど”くの字”のようになります。

これが寝起きの腰痛の原因と言われています。

 また、ひどい腰痛がある方や睡眠時無呼吸症候群の方は「横向き寝」で眠ることが多いと思います。
(理由は、無呼吸の方はお医者さんに勧められる。腰痛の方は横向きじゃないと痛くて寝られないから)

 腰をしっかり支える敷きふとんは、だいたい硬めに作ってあります。

しかし、硬めの敷きふとんは横向き寝が非常にツライんです。(理由は、メールか来店して聞いて下さい)

 そういった場合、まくらを調整するか横向き寝がラクな敷きふとんをお使いください。→オーダーメイド枕のページ

「冷え症の方」

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冷え症の方は、手足の冷えによって寝つきが悪くなる事が多いんではないでしょうか。

また、夜中にトイレに起きる方も”冷え”が原因です。

 そんな方は寝る前に半身浴(下半身だけ湯につかる。40℃くらいのぬるめのお湯で)をするとよく寝られるようです。

また、足を温めるのは効果的ですが、手を温めると逆効果になることもあります。

 それでも寒くて寝られない方、また夜中に体が冷えて目が覚めるという方には、
「マイクロマティーク毛布」や、ある程度以上のスペックの「羽毛掛け布団」、「温熱敷き布団」がおススメです。

 「重ね履きの靴下」も有効です。

私も試していますが、履くとよく眠れました。

夜中に目が覚めにくいです。

体験談ですが、足・下半身を暖めると内臓が冷えにくいので健康に良さそうです。

羽毛掛けふとん・重ね履き靴下を木村寝具店に見に行く

「羽毛布団ではチョット軽すぎて、という方」

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 「羽毛掛け布団」に「タオルカバー」を掛けて使うと普通のカバーより重さが出ますし、肌触りも暖かいです。

また、ロマンス小杉の特許商品「ロマンスナイト」を使えばより重さとフィット感が出ます。

 それでも軽いと思われる方には「綿わたの掛け布団」がおススメです。

当店(木村寝具店)では「綿わたのおふとん」の仕立替もしております。
お気軽にお問い合わせください。082-293-2847 

「マンションにお住まいの方」

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 マンションにお住まいの場合、
その住居の気密性の高さにより結露する事があるので注意が必要です。

  特にフローリング上に敷き布団を引きっぱなしにした場合、
気がつくと敷き布団と床の間がベタベタに濡れている、ということもあるようです。

 このベタベタ、最終的にはカビてしまいます。

 また、夫婦が共働きの御家庭など、日中お布団が干せないような場合も湿気がたまりやすいですね。

そんな方には「調湿パット」や、ある程度なら自力で湿気を排出してくれる「羊毛混敷き布団」をおススメします。

 また、ベットを使うと床面に湿気がたまりにくくふとんのお手入れが楽です。
(でもスノコ上に湿気がたまるとカビるので注意です)

「汗かきの方」

 夏場は各社から出ている「ひんやり敷きパット」「ポコポコ敷きパット」などを敷いて、
敷き布団と体との接地面を減らし通気性を高めるとよいでしょう。

汗を素早く吸収して、サラリとした肌ざわりでオヤスミできるアイス眠という夏寝具もあります。→アイス眠のページ

 また、冬場でも汗をかかれる方(病気で寝込んでおられる方等)は、
吸水性のないアクリル系の毛布や敷きパットはお使いにならない方がいいです。

 吸水速乾の「マイクロマティーク毛布」や「マイクロマティーク敷きパット」などがおススメ。

 「綿毛布」や「綿ボア敷きパット」も吸水性がありますのでいいのですが、
綿素材は乾きが遅いので注意が必要です。

登山をされる方はご存じかと思いますが、本格的な登山用靴下は綿100%では作りません。
これは、綿素材が速乾性に欠けているためで、綿100%の靴下だと靴の中が汗でビシャビシャになってしまいます

「ふとんの収納にお悩みの方」

 最近では、収納が多いおうちは少なくなってきました。

押し入れの中で最も嵩をとるであろう”ふとん”の収納には皆さん頭を悩ませているのではないでしょうか。

 そんな方には「デュエットタイプ羽毛掛け布団」をおススメします。

羽毛の肌掛けふとん(夏用)と羽毛の合い掛けふとん(春秋用)が
パッチンホックで一枚になった”オールシーズン使える掛け布団”です。

 敷き布団では「ソフトタイプ敷き布団」がおススメ。
従来の硬わた式敷き布団では不可能だった”四つ折り”が可能で、折り曲げやすいので押入れが少し小さめでもらくらく出し入れできます。

(注)お布団収納時に”ふとん圧縮袋”は使用しないで下さい。
長時間収納しているとお布団が元の嵩に戻らないことがあります。