当店のオーダー枕の再調整時、ご希望の方のまくらにサービスで噴霧している

「チタンガード溶液」。強力な抗菌防臭効果を持つ安全な液体です。

このチタンガードの研究機関と製造工場を見学に行ってきました。

「チタンガード溶液」は光触媒反応で抗菌防臭効果を発揮するという液で…
つまり、いちど塗ってしまえば光が当たる限り”臭い”と”菌”を分解してくれる、という
夢のような液体です。ホント!?そんなことできるの?

そんな疑問を持ちつつ、実態を確かめに行ってきました。

チタンガード生誕の地は有田焼で有名な佐賀県の”有田”

日本中に強烈な寒波が襲来している2月某日。
ウチのお店で使っている「チタンガード溶液」生誕の地を見学できると聞きまして、九州へ。



博多で”特急みどり”に乗り換えてなおも進むと…エッ?雪国?!
九州北部って普段からこんな感じなんでしょうか?
そういえば九州に入る前、山口あたりで新幹線も遅れていました。

ですが現地近くの有田駅に着くと…



晴天です。とっても寒かったですが。

到着まで車窓から外を眺めていて気付いたのですが、
有田につくまでの間(鳥栖周辺)山に囲まれた中であるにも関わらず
川の底質が泥っぽいところが多かったんです。※山間の川は底質が石であることがほとんど。

広島だとああいった感じの底質は河口付近でしか見ないので意外でした。
ここでは、山中で焼き物の原料になるようなキメの細かい土が多く産出されているんでしょうね。

また、「この先は有明海だよ」と言われて思ったのですが
有明海の広大な干潟もこれらの川から流出した泥で出来ているのかな~?
と言う事は有田焼と有明海の干潟は同一原料なのかな?とか…。だったら面白いですね。

有田駅周辺を歩いているとこんなものが



なんと橋の欄干に有田焼。下の銘板?だってよく見ると…



焼き物です。有田焼からブレません。

一路「佐賀県窯業技術センター」に。

さて、有田駅まで車でお迎えして頂きまして…
(前田さん・社員さんありがとうございました)一路「佐賀県窯業技術センター」に。



佐賀県窯業技術センターは、佐賀県が県内の窯業の発展・振興のために作った施設で…
”窯業(つまり有田焼)を研究して地域の活性化を図ろう”という拠点、だと思います。
県から予算が出ていますし、公的な機関です。

館内ロビーには



有田焼の「ホンダ・NSX」とか…良く作ったな~コレ。



「チタンガード溶液」を博多駅の外壁に防汚材として吹き付け、(光触媒コーティングと表記)
コーティングした事例とか…いろいろ展示してあります。
後で触れますが、ウチの近所にも外壁を加工した建物がありました。

当店の使っている「チタンガード溶液」はこの佐賀県窯業技術センターで研究・開発されたもので
奥の会議室でチタンガード溶液を開発された「一ノ瀬博士」にお話をうかがうことが出来ました。

なぜか、鉄腕アトムを思い出したのは
”お茶の水博士”と微妙に名前がかぶっているからでしょうか?

開発された「一ノ瀬博士」にお話をうかがいました



右が一ノ瀬博士です。写真ありがとうございました。

初めてお会いした一ノ瀬博士は、とても気さくな方でした。
私のような素人にも分かりやすくお話してくださり、「なんでも聞いてください」
と言って頂いて…予定していた時間を大幅に越えてしまいました。ついつい面白かったもので。
ありがとうございます。

お話しいただいた事をざっとまとめると…

  1. 1967年、水に浸けた酸化チタン電極に強い光を当てると泡が発生。光を当てるだけで酸素が発生していた。光触媒反応の発見。
  2. 当初は、エネルギー転換を目的として研究されていたが、効率の悪さから断念
  3. 1990年前後、環境浄化に利用しよう、という目的で研究がスタート。
  4. 1997年TOTOが表面にに酸化チタンを融着させたタイル「スコルト」を市場に送り出す。光触媒技術の市場デビュー。
  5. 佐賀タイプの光触媒はペルロキソチタン「peroxo titanium acid・略してPTA(学校のPTAではありませんよ。ウフフ)」が入っている独自のもの。
  6. 酸化チタンの光触媒が世界で一番安全・高効果・高耐久性。絶対酸化チタンがいいよ。
  7. 佐賀タイプの酸化チタンは、ナノサイズの反応効率の良い形をした微粒子なので光触媒が起きやすく吸着力が強い
  8. 植物にかけると殺菌・分解効果で病気にかかりにくい。でもコストの関係で農業には使われていません。カット野菜とかに使うと、長持ちするはず。
  9. 冷蔵庫で保存が最適。冷暗所で保存すればとても長く待ちます。
  10. 以前、お子さんがジュースと間違って冷蔵庫に入っていた酸化チタン溶液を飲んでしまったが健康に問題なかった。超安全。
  11. 寝具用に当店でも使っているチタンガード液はPTAとPA()をある比率で混合したもの。

です。間違っていたら私の聞き間違いです。記憶がアヤシイ所はネットで調べて補完しています。
一生懸命メモったのですがちょっと追いつかない所がありました。

チタンガード溶液の効果



チタンガード溶液の効果は大きく分けて3つ。

  1. 隠蔽効果
  2. 吸着効果
  3. 殺菌・分解効果

です。

当店で使っている用途(まくらに噴霧)においては

  • ついてしまった”汚れ”や”におい”を封じ込める
  • 新たな”汚れ”や”におい”吸着する
  • 光が当たったら、封じ込めたり吸着した”汚れ”や”におい”を分解する。細菌類は殺菌する

という効果があります。

チタンガード溶液の効果・隠蔽効果

即効性の効果です。塗布すると汚れやにおいが表面に出てこなくなります。

以前、酸化チタンを利用した肌着があり、
アトピーの患者さんが使うと症状が出なくなったとか。

アトピーの種類にもいろいろあるので、皆さんに効果があるとは言えませんが、
化学繊維からは、ある種のガスが出ていて
そのガスを酸化チタンが隠蔽・吸着・分解したおかげでアトピーの症状が出なかったそうです。

ただし、均一にまんべんなく塗布しないと
表面が露出して、隠蔽したい物質が出てきてしまいますので塗布する方法次第ですね。

本当はコンプレッサーを使った噴霧器を使うべきなのですが
ウチのお店は、諸般の都合で香水用のアトマイザーを使っています。
アトマイザーは噴霧する粒子がわりと細かいのでなかなか優秀です。

チタンガード溶液の効果・吸着効果

”汚れ”や”におい”を吸着します。佐賀タイプの酸化チタンは粒子が細かいのが特徴なので
表面積が大きいんです。

広い表面積に”汚れ”や”におい”をたくさん吸着します。

チタンガード溶液の効果・殺菌分解効果

これが光触媒の真骨頂。表面についた”汚れ”や”におい”を光を浴びる事で分解します。

仕組みは…
酸化チタン(TiO2)の表面に光が当たると、電子が飛び出します。
電子が飛び出した穴は酸化力の強い「正孔」が生成されます。「正孔」は…省略。

つまり、光を浴びて電子を放出した酸化チタンをきっかけに
不安定になったアレやコレやが電子を取ったり取られたりして…
最終的に汚れやにおいの分子結合を壊し、分解する。という仕組みです。
すみません。わたし文系なのでかなりはしょっています。

実際には、手術室の内装に酸化チタンコーティングを施し
手術後、ブラックライトの照射で殺菌するという方法が採用されている病院もあるそうです。

また、一ノ瀬博士がおっしゃっていたのですが
大阪の奥さまが「ホンマににおいがとれるの?じゃあこの靴下で試してみてよ」とおっしゃいまして
汚れた靴下を酸化チタン水溶液につけて絞ったところ「ホンマや!においが取れてる!」
と言う事もあったそうです。面白いですね。

続いてチタンガード溶液の製造工場へ。



続いて、チタンガード溶液の製造工場へ向かいました。

鯤コーポレーション(コンコーポレーション)さんです。

※余談ですがこの「鯤」と言う漢字、なにか中国の故事に由来するようなんですが
変換しても中々出ません。社員の方も「変換しても出てこないのでIMEパッド推奨です」と言われていました



↑工場内の液のタンクです。

前田さんと言う方と名刺を交換させて頂いたのですが、

前田さん「広島ですか?いま横川の〇〇さんの建物の外装コーティングしてます!」
まくら職人「え?!横川だったらウチから車で5分くらいですよ!」
「〇〇さんだったら、堺町支店とかは…」
前田さん「ええ、あそこも施工しました」
まくら「へー!ガラスが凄くキラキラしてると思いました!!」

との事。いや、〇〇さんの堺町支店がキレイになったと思っていたんです。
まさか、酸化チタンコーティングされていたとは。
どの建物かは来店して聞いてください。”あー、なるほど綺麗だわ”って納得できます。



左が前田さん。お世話になりました。

ここでもいろいろお話をお聞きしたのですが、
ひとつ実験を見せて頂きました。



上のタイルは光触媒コーティングを施したタイルです。
左のコインを乗せたタイルには、全面にピンク色の塗料を塗ってあります。
右は塗料を塗っていない元の色のタイル。薄い青ですね。

ピンクの塗料を塗ったタイルを太陽の光に当てると…



光触媒反応でインクが分解されます。
コインが乗っていた部分は光が当たっていないので、そのままのピンク色です。
凄いでしょ?ほんの10分そこそこですよ。

チタンガード溶液はオーダー枕の再調整時にサービスで塗布しています。


↑当店のオーダーメイド枕(19,440円)画像をクリックすると説明ページへとびます。

チタンガード溶液は、当店のオーダー枕の再調整時にサービスで塗布しています。
また、オーダー枕作成時にも「チタンガード加工して」とお申し付けいただきましたら
サービスいたします。ご来店ください。