今日も広島市内はいい天気。残暑が厳しいですね。

羽毛布団のご相談を受けました。実際、古い羽毛布団があっても

  • 洗って使うべきか
  • リフォームして使うべきか
  • いっそ買い替えるべきか

で迷われると思います。

今日のお客さまからお電話も
”どうするべき”か”見て欲しい”というものでした。

羽毛布団リフォーム相談・まずは見させて頂きました。

お客様が「どうしよう?」と思ってらっしゃる羽毛布団は、2枚ありました。

どれどれ、と見せて頂くと…。

  • 一つは、なかなか良いふくらみを持った羽毛布団A。
    某メーカーが過去に作っていたブランドものです。15年以上前に生産が終わっています。
  • もう一つは、もう嵩が無くなってしまった羽毛布団B。
    キルトもすごく古いパターン。重そうな生地です。

でした。なるほどなるほど。

お客様は、その2枚の羽毛布団を

  • 洗濯
  • リフォーム
  • 買い替え

のどれにしたらいいか、相談したいとの事。

羽毛布団リフォーム相談・判断ポイント

ブランドものの羽毛布団Aは、
15年以上前にライセンスが切れて生産が終了しています。
と言うことは、15年以上使われていると言う事です。
お客さまも買ったのは20年くらい前かな?と。

充填羽毛はさすがのブランド品。いい羽毛が入っていました。
ただし、長年使われているせいか”ファイバー化したダウン”が吹きだしています。

羽毛布団の寿命は10年が目安。
充填羽毛が良いので買い替えの必要はないかな、と。
「リフォームされてはいかがですか?」とお話ししました。

(参考までに…→羽毛布団リフォームのページ

嵩が無くなった羽毛布団Bは、
品質表示に「水鳥羽毛100%」との表記が。
最近の表示ではありません。(最近の表示はダウン〇〇%)

キルトのパターンも古いタイプで
おそらく、30年40年前の羽毛布団だと見ました。

また、羽毛布団を触ると「スモールフェザー」の軸が感じられました。
おそらく今の表示ならば、「ダウン70%」か「ダウン50%」くらい。
買われた時代には高かったと思いますが(この品質で30万円とかしてた時代もあった)
現在ではもっと高品質な羽毛布団が、もっとお安く手に入ります。

以上の理由で、こちらの羽毛布団は「買い替え」を提案しました。

昔の羽毛布団は高くて品質が低い

羽毛布団が日本で販売され始めた頃(40年前かな)
嵩が無くなった羽毛布団Bのような品質のものばかりでした。

それでも、30万円以上していて…出始めはそんな感じでした。
この時代の羽毛布団は、リフォームよりも買い替えた方がいいです。絶対に。

この時代の羽毛布団の特徴は…

大昔の羽毛布団の特徴

特徴をあげていきますと…

  • 品質表示に羽毛の原産国が記載されていない
  • 品質表示に書いてある「詰め物」が水鳥羽毛100%
  • サイズが今と違う。(シングルが145cm×200cmとか)
  • キルトが額縁タイプもしくはキルトが無い
  • 布団を触るとフェザー感がすごい。ボリボリした手触り。

などなど。

昔はこんなのだったんだー、と見ていてちょっと面白いです。
こんな羽毛布団をお持ちだったら…もう買い替えましょう。元は取れています。

話しがそれました。羽毛布団リフォームお待ちしています

羽毛布団のリフォームは、
今のオフシーズン(羽毛布団を使わない時期)に出してしまいましょう。

羽毛布団のリフォームは納期が掛かりますので
寒くなってからだと、間に合わなくなります。

この羽毛布団、どうしたらいいかな?という方
木村寝具店にご相談ください。