「まくら紀行」とは…
市販されている枕を、まくらのプロの目から公平に・かつ冷静に(笑)
解説していくことを目的とした、読み物シリーズです。

アナタの枕探しの一助になれば、嬉しいです。
※商品の仕様が変更になっている事もあるので…あくまで参考までに。

第9回は、これまたオサレなパッケージ。NECOCOCHI(寝ここち)枕(京都西川)です。パッケージには…
「寝ここちを自分にぴったりスタイリング」との記載が。

その他の記載は…実は前回の「グッドフィールピロー(京都西川)」と同じだったりします(笑)
同じシリーズの上位機種的な扱いですね。
グッドフィールピローと同じく、”首にかかる圧をやさしく支える”
というコンセプトに…違いない(笑)

寝ここち枕・外観



グッドフィールピローと違い、角が張った形です。

実は、まくらの角を丸くすると
充填する中材をかなり減らすことができるので
コストダウンにもつながるんです。

こっちは中材を贅沢に使っています。



で、裏面。伸縮性のある生地です。
おそらく、ポリエステルニット生地。

寝ここち枕・側生地は…



側面は、安定のメッシュ生地です(笑)。
通気性期待、ですね。

先ほど出ましたが、
裏面は、伸縮性のあるポリエステルニットです。

表面は…



首部分が「ドライメッシュ生地」、速乾性の生地です。
で、頭部分は



「ソフトニット生地」です。
年中サラサラで気持ちいい、生地です。

私は、個人的にこの生地の触感が好きです。
ちょっとマシュマロ的な感じ。

寝ここち枕・洗濯は…

洗濯は、「ネット使用、弱水流」で可能です。

ただし、
後で出てくる”高さ調節シート”は洗えないので、外して洗ってください。
中身がウレタンシートなので…洗ったら乾きが悪いでしょうね。

寝ここち枕・構造

寝ここち枕の表面は、詰め物が2種類に分かれています。



↑こんな感じ↑

  • 後頭部が当たる部分には、マイクロファイバーわた
  • 首が当たる部分には、粒わた

が充てんされています。共にポリエステルです。

マイクロファイバーわたの特徴は…

  • 通常のわたの繊維の10分の1の細さ
  • アタマをやさしく包み込む

との事。触ると、柔らかい素材感です。

粒わたの特徴は…

  • ヘタリにくく、やさしい弾力性
  • 寝返りや横向き寝時にも快適

との事。頸椎弧(首のカーブ部分)はしっかり支えたいので、イイですね。

寝ここち枕・高さ調節システムは…



高さの調節機能を見てみましょう。

裏面のファスナーを開くと、上の画像のような構造。
何やら、ウレタンシートが見えます。



↑出して並べるとこんな感じ。↑

サイド(横向き寝時に使う部分)と
ネック(頸椎弧部分)に各1枚づつのウレタンシートが。

高さ調節機能は…実はこれのみです。

「あれ、中材の出し入れ口は…」と探したのですが、
無かったです(笑)

ただし、今回紹介している「寝ここち枕」。
実は中材の硬さで4種類のバリエーションがあります。
※今回紹介しているのは一番柔らかい「スーパーソフト」の寝ここち枕です。

硬さが柔らかいと、高さも低くなりますから
色々寝て試して、ご自分に合った高さになる
「寝ここち枕」を選ばれればいいのかもしれません。

寝ここち枕・総評



今回の「寝ここち枕」の総評ですが、
硬さ(つまり高さ)でご自分に合うものを選ばれれば、イイ感じかと。

このまくら(「寝ここち枕」のスーパーソフトタイプ)が合いそうな方は…

  • 高めのまくらが好きな方
  • 柔らか目のまくらを好まれる方

かな~。前回のまくら(グッドフィールピロー)と同じです。

ただ、ちょっといい生地を使っていたり、部位によって詰め物を変えたり…
細かい部分でちょっと手の込んだ作りになったいいまくらです。

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